シェフボックスの『豚しゃぶキムチのスタミナ丼』を食べてみました。マイルドな辛さで食べやすく、ご飯が進みます。

キムチの酸味が効いた豚しゃぶです。

おかずのメニューは、「豚しゃぶキムチのスタミナ丼」「春雨中華サラダ」「ミックスナムル」の３つです。

キムチは乳酸発酵食品です。白菜など野菜の表面に生息している乳酸菌が増えて乳酸発酵し、アミノ酸等の旨味成分や酢酸が醸し出されて酸味と独特の旨みが出てくるのです。

ボリュームもあり、ご飯が進むおかずですね。

サイドメニューも充実していますが…

春雨中華サラダも、ミックスナムルも美味しいです。特にミックスナムルはシャキシャキした大豆もやしに、せりやぜんまいなど、家庭で常備しにくい素材が使われて凝っています。

ただ、3品ともにご飯をもっと食べたくなる味付けで、ご飯をおかわりしたくなるかもしれません。

選べる主食タイプ。

おかずと主食が別々の容器になっており、主食なしのセットも選べます。

主食付きの場合は「雑穀米」か「雑穀米とブロッコリー」のどちらかを選ぶようになっています。「白米」がなく、雑穀米というところに、こだわりを感じます。

ブロッコリーが入っているほうは、糖質の摂り過ぎなどを気にされている方が選ばれているのではないでしょうか。糖質制限などで、ご飯をカリフラワーライスで代用することがありますが、おなじような使い方だと思います。

ただ、残念なのはブロッコリーの食感。解凍で水分がでてしまって本来の美味しさが出ていないようです。

レンジで温めるだけ。

調理方法

1. 「おかず」のパッケージのフィルム表面のシールに「フィルムを3cmほど剥がしてから温めてください」と書いてありますので、それにしたがいます。印はないのですが、フィルムの左下の角部分が少し長く、手でつまみやすくなっていますので、ここを引っ張って剥がします。同じように「雑穀ご飯とブロッコリー」もフィルムを剥がします。こちらは左上を剥がすようになっています。
   
   
2. 電子レンジで「おかず」と「雑穀ご飯とブロッコリー」を温めます。メニューごとに温め時間が異なりますので、シールに書いてある目安時間を必ず守ってください。完全に温まらない場合は10秒位ずつ追加加熱します。電子レンジは普通のご家庭では1台だと思いますので、どちらを先に温めるか問題ですよね？私はやはり、おかずを熱々でいただきたいので、ご飯のほうを先に加熱します。
3. 温めたら、あとはフィルムを剥がして食べるだけです。この商品、実はのりが強力すぎるのか、フィルムが少し剥がしにくいので、キッチンバサミなどで開ける方がいいかもしれません。（改良されるといいのですが…）
   
4. パッケージのままでもいいのですが、フィルムがあまり綺麗に剥がせないこともあり、少し見栄えがよくありません。せっかくのお料理ですから、お皿に移していただきましょう。
   

カロリー、栄養成分の量とバランスは？

日に必要な栄養素の量は、性別、年齢、活動量によって、変わりますが、ここでは「30～49歳で身体活動レベル2の女性」を基準にお話します。活動レベル2とは、「座って活動する時間のほうが長いものの、通勤や家事など日常生活で動くことがある」レベルのことです。

必要栄養素の計算方法の詳細は以下をご覧ください。
（数字は「日本人の食事摂取基準（2020年版）」を参考にしています）

このメニューは「スタミナ丼」という名前のとおり、タンパク質、脂質が多めですが、カロリーは適正、炭水化物は少なめで、塩分が多いので、このあとの食事などで減塩を意識したものをとるようにするといいでしょう。

カロリー（熱量）

「おかず」の熱量が485kcal、「雑穀ご飯とブロッコリー」の熱量が190kcalなので、合わせて675kcalです。上記の設定の女性の1日に必要なエネルギー量は、2,050kcalなので、1日に必要なカロリーの32.9％。1日に必要なカロリーの約1／3。ちょうどいい量です。

タンパク質

「おかず」のタンパク質量は16.8g、「雑穀ご飯とブロッコリー」のタンパク質量が5.8gなので、合わせて22.6gです。上記の設定の女性の1日に必要なタンパク質量は50gなので、1日に必要なタンパク質量の45.2％。１食分としては十分な量です。

脂質

「おかず」の脂質量は36.1g、「雑穀ご飯とブロッコリー」の脂質量が1.7gなので、合わせて37.8gです。上記の設定の女性の1日に必要な脂質量は、46〜68gなので、1日に必要な脂質量の82.1％〜55.5%です。1日の必要量としてはかなり多めです。

炭水化物

「おかず」の炭水化物量は18.7g、「雑穀ご飯とブロッコリー」の炭水化物量が37.7gなので、合わせて56.4gです。上記の設定の女性の1日に必要な炭水化物量は、256～333gなので、1日に必要な炭水化物量の22％〜16.9%です。1日の必要量の約1／5以下はかなり少ないです。

塩分相当量

「おかず」の塩分相当量は4.1g、「雑穀ご飯とブロッコリー」の塩分相当量が0.1gなので、合わせて4.2gです。上記の設定の女性の1日の塩分摂取量は6.5グラム未満とされているので、1日の摂取上限量の61.5％。1回の食事からとる塩分量としてはかなり多めです。あとの食事では塩分を控えめに。