シェフボックスの『ごま油香る豚の生姜焼き』を食べてみました。みんなが好きな定番メニュー。

薄切りの豚肉使用の生姜焼き。

おかずのメニューは「ごま油香る豚の生姜焼き」「緑野菜の湯葉あんかけ」「れんこん昆布煮」の３つです。

定番の生姜焼きですが、薄切り肉を使用しているので、食べやすく、ご飯が進みます。また、ごま油の風味が味に深みを出し、いい仕事をしています。

自分で作のは手間がかかる、うれしい副菜。

精進料理にはかかせない湯葉ですが、家庭料理では使う頻度が限られているので、「料亭みたい」と気分があがります。れんこんの昆布煮は、れんこんの歯触りが良く、彩りも綺麗です。

選べる主食タイプ。

おかずと主食が別々の容器になっており、主食なしのセットも選べます。

主食付きの場合は「雑穀米」か「雑穀米とブロッコリー」のどちらかを選ぶようになっています。「白米」がなく、雑穀米というところに、こだわりを感じます。

ブロッコリーが入っているほうは、糖質の摂り過ぎなどを気にされている方が選ばれているのではないでしょうか。糖質制限などで、ご飯をカリフラワーライスで代用することがありますが、おなじような使い方だと思います。

ただ、残念なのはブロッコリーの食感。解凍で水分がでてしまって本来の美味しさが出ていないようです。

レンジで温めるだけ。

調理方法

1. 「おかず」のパッケージのフィルム表面のシールに「フィルムを3cmほど剥がしてから温めてください」と書いてありますので、それにしたがいます。印はないのですが、フィルムの左下の角部分が少し長く、手でつまみやすくなっていますので、ここを引っ張って剥がします。同じように「雑穀ご飯とブロッコリー」もフィルムを剥がします。こちらは左上を剥がすようになっています。
   
2. 電子レンジで「おかず」と「雑穀ご飯とブロッコリー」を温めます。メニューごとに温め時間が異なりますので、シールに書いてある目安時間を必ず守ってください。完全に温まらない場合は10秒位ずつ追加加熱します。電子レンジは普通のご家庭では1台だと思いますので、どちらを先に温めるか問題ですよね？私はやはり、おかずを熱々でいただきたいので、ご飯のほうを先に加熱します。
3. 温めたら、あとはフィルムを剥がして食べるだけです。この商品、実はのりが強力すぎるのか、フィルムが少し剥がしにくいので、キッチンバサミなどで開ける方がいいかもしれません。（改良されるといいのですが…）
   
4. パッケージのままでもいいのですが、フィルムがあまり綺麗に剥がせないこともあり、少し見栄えがよくありません。せっかくのお料理ですから、お皿に移していただきましょう。
   

カロリー、栄養成分の量とバランスは？

日に必要な栄養素の量は、性別、年齢、活動量によって変わりますが、ここでは「30～49歳で身体活動レベル2の女性」を基準にお話します。活動レベル2とは、「座って活動する時間のほうが長いものの、通勤や家事など日常生活で動くことがある」レベルのことです。

必要栄養素の計算方法の詳細は以下をご覧ください。
（数字は「日本人の食事摂取基準（2020年版）」を参考にしています）

メインディッシュの豚の生姜焼きにバラ肉を使っているため、量はそれほどないわりに、脂質がかなり多めですが、タンパク質が十分摂れているのはいいですね。

炭水化物全体の数値は少なめですが、レンコンや、オクラ、モロヘイヤなども使われているので、食物繊維は摂れているのではないかと思います。

湯葉は大豆製品のなかでも、食物繊維、ミネラル、ビタミン、アミノ酸などかなり多く含まれ、栄養価に優れた食品です。たくさん使われていたらいいのですが、この商品では、ほんの少しでしたね。

カロリー（熱量）

「おかず」の熱量が411kcal、「雑穀ご飯とブロッコリー」の熱量が190kcalなので、合わせて601kcalです。上記の設定の女性の1日に必要なエネルギー量は、2,050kcalなので、1日に必要なカロリーの29.3％。1日に必要なカロリーの約1／3弱。１食分として十分なエネルギー量です。

タンパク質

「おかず」のタンパク質量は12.9g、「雑穀ご飯とブロッコリー」のタンパク質量が5.8gなので、合わせて18.7gです。上記の設定の女性の1日に必要なタンパク質量は50gなので、1日に必要なタンパク質量の37.4％。１食分としては十分な量がとれます。

脂質

「おかず」の脂質量は29.3g、「雑穀ご飯とブロッコリー」の脂質量が1.7gなので、合わせて16.4gです。上記の設定の女性の1日に必要な脂質量は、46〜68gなので、1日に必要な脂質量の67.3％〜45.5%です。1食の必要量としてはかなり多めです。

炭水化物

「おかず」の炭水化物量は20.8g、「雑穀ご飯とブロッコリー」の炭水化物量が37.7gなので、合わせて58.5gです。上記の設定の女性の1日に必要な炭水化物量は、256～333gなので、1日に必要な炭水化物量の22.8％〜17.5%です。1日の必要量の1／5程度。かなり少なめです。

塩分相当量

「おかず」の塩分相当量は2.5g、「雑穀ご飯とブロッコリー」の塩分相当量が0.1gなので、合わせて2.6gです。上記の設定の女性の1日の塩分摂取量は6.5グラム未満とされているので、1日の摂取上限量の40.0％。１食分としては多めです。他の食事の塩分を控えめにして調整しましょう。